アロマオイルは認知症に効く!?
No.22
認知症と聞くと、高齢者の病と思う方も多いはず。
実は認知症の多くは、初期症状が出るまでに長い時間を要します。
例えばアルツハイマー型認知症の場合、初期症状が出るまでに約20年間もの「無症期間」があるようです。
60代後半で初期症状が出ても、実は約20年前の40代後半頃から認知症がひそかに始まっている可能性があります。
また、早い方では30歳代から発症する方もいるため、できるだけはやく予防したほうが良いことがわかります。
では、どのように予防するべきなのでしょうか?
いままでは、脳トレーニング、栄養、睡眠が大切であるとされてきました。
もちろん、肥満予防や脳に良い成分(DHAやレシチン)を摂取することや、睡眠により老廃物を排泄すること、脳トレーニングにより知的活動で神経細胞を活性化することは大切です。
近年、これらに追加し、精油を用いた芳香療法(アロマテラピー)によって認知機能の回復を図れる可能性があることが明らかになりました。
認知症は、物忘れの症状より前に、嗅覚と味覚が分からなくなるのだそうですが、アロマオイルで定期的に嗅覚を刺激することで、認知症の発症を遅らせるという実験データが報告されています。
•参考論文:鳥取大学医学部「アルツハイマー病患者に対する アロマセラピーの有用性」
「香り」の情報は嗅覚をつかさどる「嗅神経」を通って脳の一部に伝えられます。
香りの情報が伝わる所には、記憶をつかさどる「海馬」という部位があり、嗅覚を刺激することで間接的に海馬が刺激され、記憶力が活性化します。
物忘れなどの症状が出る前に嗅覚に刺激を与えることで、認知症を予防できる可能性があります。
自然療法で導入しやすいアロマオイル。是非、ご自身やご家族に導入してみてはいかがですか?
アロマオイルの選び方、使い方など遠慮なく、ご相談ください。